笑う門には

 

 

 

しばらく記事の更新をお休みし、啓発本を読んだり、趣味事、特に剣道の稽古に勤しんだりと、自分の中の体験や知識の引き出しを拡張する時間に充てていました。

久しぶりの記事のテーマは笑う門には、です。

 

そういえば、節分って……?

時の流れが早すぎると思う今日この頃。昨日は節分。余談ながら、高校生頃の私の節分に対するイメージは、子供達が豆を家中に巻き散らかすことを許され、父親に向かって合法的に物理攻撃を加えながら笑い転げるという暴虐の限りを尽くし、その暴挙と痛みに耐えながら、2月の寒空に逃げていかなければならない父親と、それを意味ありげに笑いながら見つめる妻という映像が浮かぶ、1年の中で最も恐ろしい日だというもの。悲しすぎる。幸い家庭を持つようになって、子供達もいろいろと理解するようになり、豆まきを楽しむようになってからは、そんな悲しい思いをリアルで体験することには至っておらず、豆は袋詰めだし、豆もそこまで強く投げつけられない、穏やかな節分を重ねている。

節分前日、ふと思う。そういえば節分ってなんでやるんだっけ?調べてみると、節分は季節を分ける立春立夏立秋立冬の前日のこと。あれ?節分って2月3日だけじゃない?しかも2月3日じゃない年もある?魔を滅する=豆で室町時代あたりから始まった文化で、炒り豆なのは魔の芽が出てこないように炒っていたと……。知らなかった。日々勉強だなと改めて感じました。子供達にも教えてあげよう。

 

笑う門には

福は内。福のイメージに、たくさん笑っている映を私は思い浮かべますが、笑いの効能はいろいろ言われていますね。笑うことで免疫アップ。たくさん笑っていたことで癌が治ったという奇跡のような話し。親父ギャグをお父さんが言うと家庭の雰囲気が和やかになる。笑わせたり、受容的な態度を親がとっていると、子供も同じような反応をするので、学校で人気者になる傾向にある……など。つまりこの節分というタイミングで、家族を笑わせたら招福効果は激増するということなのだろう。どの程度かはわからないけれど、いざ。

2月3日の夜。袋詰めの豆を持った子供と妻。そこへ登場した、鬼役の私。その姿は上半身は生身。鬼の顔は腹部に水性ペンで描き(我ながら傑作)、クネクネと大げさに身体を捩らせてみせます。よし、ウケた。

だがそこからが大変。テンションが跳ね上がった子供と妻が喜々として、渾身の力で袋豆を投げつけてくる。当然のことながら、生身の腹に浮かぶ鬼目掛けてオーバースローでなげつけるので、痛さが半端じゃない!しかも袋豆、開封しやすいようにそれぞれの辺がギザギザとした形状。かすめるだけでもすごく痛い。心の中で思う。(このデザインにしたの誰!?)いや、私が悪いのだけれど……。

終了後、皆はしゃぎ過ぎて息も絶え絶え。でも「楽しかった」と言ってくれたから、がんばった甲斐があったかな、痛かったけど。

来年は服を着て鬼役をやろうと心に決めた、節分の夜なのでした。

 

子育て中の家庭に、もっとハッピーをと思い、私が好きな本を張っておきます。

明橋大二先生の「子育てハッピーアドバイス」という名著。この本にたくさん救われました。優しい表現でマンガ主体で読みやすいので、どなた様にも手に取りやすいと思います。

気になった方、今子育てに課題を感じておられる方がいたら、ぜひ一度読んでもらいたい一冊なのです。

 

 

 

魔を滅っし 福は内にと豆撒いて

     笑え 鬼まで逃げ出すほどに